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醉月宛書状

管理番号 C024002194 登録日 2009-03-27 10:47:04
資料分類 文書(書簡) 作成者・宛先 中島雪則(聞水・蓮園、1803〜1859)
作成年代 収蔵施設 岩国徴古館
目録名 岩国徴古館資料目録 目録整理番号 501000093
数量 1幅

内容

材質:宿紙 切紙
形状:掛軸装
寸法:縦14.0cm、横78.8cm

      酔月公        聞水
追日寒ニ相移候得共益御山中御清栄奉松寿候、
扨ハ過日ハ罷越殊ニ多人数同道ニ而不仮初奉願御世話重
畳難有恭奉存候、誠ニ珍敷茸狩ニ而生前之楽ミハ申候、最早
ミヤ  楽ミハ有之間敷と毎々申合候次第ニ御座候、砂嵐五流中も
不悪御礼申上呉候様ことの事ニ御座候、其節之次第則一冊といたし、
朝暮相楽ミ申候一冊差上申候、霞扇子御一所ニ御見合被下御一笑可被下候
御見明之節ハ松田氏夢暁子指月子猶登行尾柳葉子へも御見せ不被下候、
御返弁ニハ及ひ不申候ニ付霞扇子御一所ニ後ハ御焼捨可被下候、右之節之御礼ニ
罷行不申候へ共
   祖翁発句
       木曾ノ桟碑銘
       石摺 一枚
    右酔月公へ差上申候
       翁忌墨直候之節等御かけ可被下候
東皐斎筆
 松ニ日ノ出画 公儀御役人御普請役
       御勘定長崎御通行之節
       御染筆也

 右霞扇子へ進上致し候
猶御風流御書状被下度御秀吟拝吟奉特上候、御出岩之節ハ御立寄被下、ゆる 
御物語仕度奉待上候、乍末筆御山内御老母様御家内様其外様不悪御鶴声可
被下候。書外拝顔可申上候。其内時候御保護専一奉存候   敬白
  九月廿七日   聞水(花押)
 酔月公
網代打音や遠目の
     拍子ぬけ
新参の尻もみしるや
     暮の秋
此節之申捨
御笑可被下候


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